疑惑の甘味料 その1 「アスパルテーム」
安全なのか、安全でないのか? 論争が続いている人口甘味料。
清涼飲料水、ダイエット食品、ガム、などに使われています。
カロリー0だけど甘いので、ダイエット関連などによく使われている甘味料です。
アスパルテームはアミノ酸のフェニルアラニンを含んでいるため脳に障害がおこることがあります。
その2 「スクラロース」
清涼飲料水、サプリ飲料、ドレッシングなどに使われています。
厚生労働省の見解は こちら
スクラロースは有機塩素化合物です。
この有機塩素化合物は自然界ではほとんど存在せず、人口的に作られたものです。
同じように作られたものには
DDT(農薬)
PCB(環境ホルモン)
ダイオキシン
があり、これの仲間とうことです。
厚生労働省の安全性の説明にも
「脾臓及び胸腺のリンパ源胞の萎縮が認められた」とありますが
急性の毒性や死亡例はないので、問題ないという結論のようです。
その3 「ステビア」
キク科の「ステビア」の葉から抽出・精製して作られています。
1999年 EU委員会はステビアが体内で代謝してできる物質(ステビオール)が動物のオスの精巣への悪影響があり、繁殖毒性があるため使用を承認できなくなりました。
また、香港、シンガポールでもステビアは禁止になりました。
これを受けて、日本の厚生労働省では以下
○事務局
繁殖毒性ということは、林先生がおっしゃったように「サイエンス」でプラナスらが報告したものが発端になっておりますが、その後様々な角度から、例えば日本で追加試験をやられた経緯とかがありまして、再現性が確認されていないというのが現在の実情であります。
それで、繁殖毒性についても、専門の例えば鈴木勝士先生とか、実際に集めた文献を御覧いただいて、いま現時点でEUが指摘しているようなことについて問題となるような知見は認められないという御意見をいただいております。
今後さらにまた情報を集めて評価をしていただければというふうに考えております。
このような会議が行われたようです。その後の会議では
追加試験の結果、ラット小腸においては、ステビオシド自体はほとんど吸収されず、腸内細菌叢によってステビオールに代謝された後体内に吸収されると考えられること、また、ヒト腸内細菌叢においてもステビオシドはステビオールに代謝され、それ以上は酸化代謝が進行しないこと、さらにステビオールはヒト肝臓においてほとんど代謝を受けないこと等が示唆された」というような結果になろうかと思います。
・・・途中 略・・・
今回追加実施された試験結果、それから新たに得られた知見からは、ステビア抽出物について現段階において安全性上問題があるというふうには考えられないのではないかと思っております。
このような見解になっているようです。
01/11/06 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会毒性・添加物合同部会議事録
全文を読みたい方 こちら
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