★冷え性を足もみで改善★
冷え性(冷え症)とは?
「身体が冷える」事が冷え性ですが、冷える事はよくありません。
「冷え症」と「冷え性」どちらの漢字が正しいかわかりますか?
どちらも正しいと思っていいと思います。
それぞれ意味は少し異なります。
「冷え性」は「冷える体質」。
「冷え症」は「冷える症状」。
どちらも「冷える」という意味では同じで、間違いではありません。
「冷え性」と「冷え症」どちらの漢字も使われるという事です。
ただ、冷え性対策と言えば、「ショウガ」といわれるけれど、本当にそれが正解でしょうか?
冷えのタイプによっては意味がない可能性もあります。
冷え症にも色々なタイプがある事を知っておいてください。
冷え性のタイプチェック
冷え性にもいろいろなタイプがあります。簡単な質問に答えるだけの簡単チェックです。
自分がとのタイプなのか? 下記の質問に答えてください。
<質問1> 冷えると感じる部分を実際に触ってみて、冷たいですか?
当たり前と思うかもしれませんが、実際に冷たくない場合もあるという事です。
はい( 実際に冷たければ) => 質問2へ
いいえ(冷たくなければ) => 「自律神経失調症の冷え」
<質問2> 冷える部分は末端(手先・足先)を含みますか?
腰や、膝だけが冷たいと感じる冷えタイプの確認です。
はい (末端も含みます) 質問3へ
いいえ(末端は含みません) 部分冷え性
<質問3> 全身冷えますか?
はい(全身が冷える) => 全身冷え性
いいえ(全身ではありません) => 質問4へ
<質問4> 足の爪の色はピンクですか?
はい(ピンクです) => 血液ドロドロ冷え性
いいえ(白いです) => 質問5へ
<質問5> 手はさほど冷えを感じませんか?
はい(手は冷えを感じません) => 質問6へ
いいえ(手も冷えます) => 末端冷え性
<質問6>
下半身の冷えはどこからですか?
へそから下 =>冷えのぼせ性 胃熱タイプ ・中年女性に多い
膝(太腿)より下 => 冷えのぼせ性 尻緊張タイプ・男性の冷え性はこのタイプが多い
これで簡易テストは終わりです。
これ以外にも冷えのタイプは存在します。
次はタイプ別に対処方法を示したいと思います。
◎ 自律神経失調症の冷え性
自律神経失調症の冷え性とは、実際の身体の状況と頭での理解が合っていない事でおきる冷え性です。
原因はストレスや体温管理する脳幹の失調の可能性があります。
温度差の激しい環境にいると自律神経が失調するとも言われています。
自律神経失調症の冷え性に効果が期待できる反射区
<足裏>
大脳(赤) ストレス軽減
脳下垂体(赤) ホルモンバランスを整える
小脳・脳幹(赤) 自律神経を整える
<内側>
頸椎(黄色) 胸椎(黄色) 腰椎(黄色) 仙骨(黄色) 自律神経を整える
部分冷え性とは、末端を含まず、膝や腰など部分的に冷えを感じる場合です。
部分的に血行が悪くなったために、冷えを感じてしまうという結果です。
冷える部分及び、その周りをしっかりと刺激して、冷えた部分を温めましょう。
例
膝が冷える=> 「膝」、「臀部」、「股関節」の反射区を刺激する。
腰が冷える=> 「腰椎」、「仙骨」、「臀部」、「小腸」の反射区を刺激する。
◎全身冷え性
全身冷え症とはその名のとおり、全身に冷えを感じる症状です。
お腹も、頭も手足も冷える状態です。
全身を温めるだけのエネルギーが足らないと考えます。
エネルギーの消化吸収にも問題がありとなります。
下記の反射区が有効になります。
<足裏>
小腸 エネルギーの吸収を高めます。
大腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸) 毒素の排出を促します。
腎臓(黄色) 毒素の排出を促し全体の状態を向上。
◎血液ドロドロ冷え性
爪の色がピンクという事は血は十分にいきわたっている証拠ですが、それでも冷えるという血液ドロドロ冷え性。
特徴は風呂に入ればすぐにでも温まるが、でるとすぐに冷えるという冷え性のタイプです。
この冷える理由の一つは汗です。
少しの温かさで汗をかくことで、足を冷やしてしまう現象がおきているということ。
足に汗をかくタイプともいえます。
血液がドロドロのため、熱を末端近くまで届かせる事ができないという熱量の運搬と血液がドロドロのため、細胞間に老廃物を溜めてしまうために、汗をかきやすい状況が冷えの原因になります。
下記の反射区を刺激して改善しましょう。
<足裏>
腎臓 老廃物の排出を促します。
<甲側>
上半身リンパ・下半身リンパ リンパの流れを向上し、老廃物の排出を促します。
<内側>
上半身リンパ 老廃物の排出を促します。
<外側>
下半身リンパ 老廃物の排出を促します。
◎末端冷え性
若い女性に最も多い冷え性のタイプです。
末端(手先、足先、鼻先)冷えるという特徴を持ちます。
原因は全身冷え性と同じ熱量不足や熱量の偏り、寒いというたけで交感神経が高くなり血管が細くなり血流が悪く熱が届かなくなるといったいくつか原因が考えられます。
対処方法は全身冷え性に加えて、女性特有の臓器に熱量が必要でこれにより偏りが起こっている可能性が多いので足もみでは下記がポイントとなります。
女性特有の臓器(子宮、卵巣)は熱量を必要とする臓器の代表でもあります。
ホルモンの働きで体温を上げたりする必要もあり、重要な場所です。
この臓器が不調にならないように、血を集めます。
このため、末端まで血が行かなくなり、末端が冷えるという現象が起きます。
だから、このタイプ冷え性は女性に多いと言えます。
<足裏>
小腸 (オレンジ) 栄養を吸収します。
<内側>
子宮 ・下半身リンパ 子宮の状態を向上し、リンパの流れをよくします。
<外側>
生殖腺(卵巣) 卵巣の働きを高めます。
<甲側>
下半身リンパ リンパの流れをよくします。
◎冷えのぼせ性 胃熱タイプ
食欲旺盛な人に多い冷えのタイプになります。
言い方を変えると、太った中年男女に多い冷え性のタイプです。
熱の対流がうまく機能していないのが特徴で、手は温かいが足が冷たい冷え性です。
熱の対流がうまくいかない原因として考えられるのが、一番温かい心臓の熱がうまく下がっていかない事が原因です。
心臓よりも下に温かい部分があると、それよりも下は温かいと勘違いしてしまい、熱が滞ってしまうのです。
つまり、食欲旺盛=胃に熱を持ちやすい =>熱が胃より下に行きにくい。
このタイプの人は肩こりも多いです。
西洋医学でいえば、胃酸過多のタイプの人になります。東洋医学では「胃熱」という言葉もあります。
下記の反射区が有効になります。
<足裏>
大脳(オレンジ) ストレス軽減
<外側>
上半身リンパ リンパの流れをよくして、対流をよくする。
生殖腺(オレンジ) ストレス軽減
<甲側>
上半身リンパ リンパの流れをよくして、対流をよくする。
男性はこのタイプの冷えが多いです。もちろん女性にもいます。
手は温かいのに、足が冷えるのが「冷えのぼせ性」で運動不足やお尻の緊張が下半身の冷えにつながっています。
足が冷える原因でお尻の緊張が血流を悪くしているというわかりやすい冷えのタイプでもあります。
テニスボールなどで、お尻を押してお尻の緊張をほぐして、足への血流アップを行いましょう。
運動不足の解消にも努めてくださいね。
足もみで改善するならココを刺激。
<足内側>
臀部 ・ 腰椎 ・ 仙骨 ・股関節 臀部を中心に緊張をほぐします。
冷え性(冷え症)まとめ
冷え症と一言では説明ができないと、理解していただければと思います。
同じ「冷え」という症状でも原因は異なる事も多いという事実を知っていただけたと思います。
冷え性=ショウガ と言えるのは上記のタイプでは 末端冷え性及び、全身冷え性 のタイプにお勧めするものであって
他の冷え性タイプでは、あまり効果は期待できないとなります。
自分の冷え性のタイプをしっかり把握して、しっかりと「足もみ」しましょう。
2016.12.17 更新 足もみてっちゃん 宮田
【足もみ情報サイト】 足もみてっちゃん
オフィス&イベントへの出張足揉み&教室 行っています。
院長 宮田徹也
メール techan@asimomi.jp
2019.9.7 更新