今まで「足もみ」の歴史について触れてきましたが、この足もみは「東洋医学」でしょうか?
実は、現在流行している足もみのほとんどは「西洋医学」に分類されます。
理由は足を揉むという行為は「東洋医学的」ですが、考え方が完全に「西洋医学」です。
胃が悪ければ、胃薬を揉むように、胃が悪ければ、胃の働きを高める場所を揉む(刺激する)。
同じように膝が悪ければ、膝の場所、腰が悪ければ、腰の場所といった様に直線的に悪い場所にアプローチします。
この手法がまさに、西洋医学の考え方になるのです。だから「足揉み」は「西洋医学」です。
また、この各働きを高める場所のことを「反射区」といい、東洋医学の「つぼ(経穴)」とは区別しています。
「足つぼ療法」もこの反射区を使っていれば、「西洋医学」に分類されます。
次回はこの「反射区」について説明したいと思います。